2022年1月13日木曜日

波の花

 昨日からの雪は一段落したが、風は鳴り止まず、天気も目まぐるしく変わる。悪天候でこのところ散歩もままならず、昨日は終日、家にこもっていたので、少し歩いてくることにした。高松北海岸に出ると、波打ち際から、白い綿状のものが吹き飛ばされ、砂浜のうえを走っていくのが目に入った。

 あっ、これが波の花か!
 
        


 波の花といえば、奥能登の冬の風物詩として知られる。猛烈な季節風で打ち寄せられた波が泡状になり、花のように空に舞う現象だ。大荒れのきょうのような気象条件になれば、ここでも見られるのだ!テレビでは目にしたことがあるが、実際に見るのは初めて。


 
 
 いくつかの偶然が重なって、波の花に出会えた。家を出て、いつもの散歩コースを歩き始めた。丘を越えるコースに入ったが思い直して、海に向かった。のと里山海道のトンネルを抜ければ、目の前に海が開ける。大しけの波頭がトンネル越しに見えた。しかし、あられが落ちてきた。海辺に出ずに短縮コースで家に帰ろうかと一瞬思った。でも足は、騒ぐ海に吸い寄せられるように海辺に向かった。
 

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