何年も耕作されていなかった実家の畑に、ライ麦のタネを蒔いた。2年前に別の畑に秋蒔きした残り。前回はよく育ってくれたが、春蒔きはどうか。夏に生い茂っていた草は枯れ、その下の土は軟らかだ。不耕起草生農法の始まりだ。
夏の終りに聞くヒグラシは物悲しく、しみじみとします。我が身を老いたセミに喩え、移ろう日暮しを思いつくままに綴ります。老いたセミの日々は仏語で《Les jours de la cigale âgée》。モリエールの国にヒグラシはいないようです。そもそもセミそのものがパリなど北のほうには生息せず、セミといえばプロヴァンスを連想するようです。 やがて死ぬけしきも見えず蝉の声 芭蕉
2024年3月27日水曜日
登録:
投稿 (Atom)
新しい庭
15年住んだ石川県かほく市から、群馬県安中市の生家跡に建てた新居に引っ越してまもなく3週間になる。古希を目前に、まさに終の棲家。 築百年以上経つ蔵を改装して、ギャラリーと休憩 ・談話スペースにする予定。蔵と母屋の間は井戸水を循環させた池を設け、鳥や昆...
-
15年住んだ石川県かほく市から、群馬県安中市の生家跡に建てた新居に引っ越してまもなく3週間になる。古希を目前に、まさに終の棲家。 築百年以上経つ蔵を改装して、ギャラリーと休憩 ・談話スペースにする予定。蔵と母屋の間は井戸水を循環させた池を設け、鳥や昆...
-
金沢の平栗にカタクリを見に出かけたが、まだ時期が早くほとんど咲いていなかった。そのかわり、キクザキイチゲが思いのほか多く見られたのはよかった。ほかにショウジョウバカマやスミレ。木の花ではサンシュユの黃が鮮やかで目を引いた。コブシはまだつぼみだった。 バスを使ったので、行きに1...
-
アキグミ きのう朝の散歩で、アキグミが鈴なりの花をつけているのを見つけた。顔を寄せると、香りがする。以前、花が満開のアキグミが何本も生えている坂道を通ったら、折からの風に乗って強い香りが吹き寄せた。 聞き慣れない鳥の声を識別アプリで録音すると、コチドリと出た。帰宅してコチドリ...